５月７日、西オーストラリア州議会で厳格な新禁煙法が議決された。プレイグランドの10メートル以内、ビーチの遊泳区域、カフェ･レストランの戸外、 16歳以下の子どもがいる車内が禁煙となり、店舗内のタバコ広告も禁止。違反者は初犯200ドル、再犯1,000ドルの罰金となる場合もある。
子どものいる車内での喫煙禁止はすでに南オーストラリアとタスマニアで実施されており、クイーンズランド州では検討中でニュー・サウス・ウェールズ（NSW）州は新年度より250ドルの罰金を科すことが決まっている。
NSW州はスポーツや自動車レースのベントでもタバコ会社のスポンサー活動を禁止し、また未成年者にタバコを販売した場合、その店舗のタバコ製品販売が禁止となり、タバコ自販機も未成年者立入り禁止区域でのみで許可される。
ビクトリア州はタバコ規制対策法を昨年末に発表。今後４年間での喫煙率20％減少をめざす。その他テリトリーでも厳格な喫煙規制法が検討されている。
昨年末の調査結果では、豪州の喫煙率は34％（1980年）から19％（2007年）に減少。豪州医師会（AMA）ギルホード会長は「新法により子どもたちがより健全な社会で育つ。また心臓病、肺がん、呼吸器疾患減少による医療コスト大幅削減も期待できる」とした。　

　５月16日、西オーストラリア州で過去３年間にわたって試験的に実施されていたサマータイム（デイライト・・セービング）導入の是非を問う住民投票が行 われ、反対票多数によりまたもや見送られることになった。同日午後10時時点（開票率72％）で反対票55.49％、賛成票44.51％。とりわけ農業地 域の住民が大差で反対票を投じた。
サマータイムを採用していない州は、西オーストラリア州、クイーンランド州、ノーザンテリトリー（北部準州）の３州。西オーストラリア州は過去34年間に４回の住民投票を行うなど、長年にわたり、サマータイム導入の是非を巡る議論が続けられていた。
自らは賛成票を投じたコリン・バーネット西豪州首相は「住民はサマータイムを望んでいないという非常に明確な意思表示であり、現実を受け入れるべきだ」と述べ、今後数十年間のうちにサマータイムを巡る住民投票が再び行われることはないだろう、としている。

　西オーストラリア州豪日協会は6月17日(水)、サッカー2010年ワールドカップ南アフリカ大会のアジア最終予選、日本対オーストラリアの試合をテレビ観戦するイベントを予定している。
アジア最終予選のグループＡで戦ってきた両チームはすでにワールドカップ出場が決定しているが、これまで両代表のＡマッチ戦績はそれぞれ５勝５敗6分と注目の一戦。
試合は午後６時20分（パース時間）、メルボルンクリケットグラウンドでキックオフ。豪日協会ではこれに合わせ、ウェンブリーにあるHerdsman Lake Tavernで生中継による観戦イベントを開催する。入場は無料、非会員も大歓迎というから、日豪の応援合戦に加わってみてはいかがだろう。

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　パースのジュンダナ在住のアーティスト、ザカリー・フレッシュウォーター（Zachary Freshwater）さんの作品展「Nikko：Japan」が、５月15日から24日まで、フリーマントルで開催される。この作品展では、フレッシュ ウォーターさんが４年前に日本を旅行中、インスピレーションを受けた栃木県日光をテーマにした作品50点を展示する。
日光に興味を持ったきっか けは、スカーボロのアンティークショップで偶然見つけた古い写真のアルバムだった。その写真は主に日光に由来するものであり、古いものは1878年までさ かのぼることを知ったフレッシュウォーターさんは、早速日光を訪れる。その時に描いたスケッチなどを収めた100ページにも及ぶジャーナルをもとに、日本 の墨絵やさまざまな伝統の布地のパターンを融合させた作品の中で古い写真を生き返らせた。
「日本に畏敬の念を抱いている」というフレッシュウォーターさんが、複合メディアを使って表現するアート作品の数々をお見逃しなく！

日時：
５月16日(土)?24日(日)
午前10時?午後５時

会場：
Moores Building
46 Henry Street Fremantle

問い合わせ
Tel:0427 441 861