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ニュース : 連邦政府2009年予算案発表 戦後最大の財政赤字 黒字化は6年後
投稿日時: 2009-05-28 (2249 ヒット)

 ウェイン・スワン連邦財務相は5月12日、来年度(2009年7月?2010年6月)の予算案を発表した。世界的な景気後退のあおりを受け、政府の税収 が大幅に減少。来年度の総歳入は約2,906億ドルで前年度比1.79%減。総歳出は同4.25%増の約3,382億ドルの見通し。昨年の予算案発表の段 階で217億ドルの黒字だった国家財政は、今回、576億ドルという戦後最大の赤字財政となった。政府は15/16年度の赤字脱却を目指すとしている。
ま た不況が雇用に与える影響は大きく、失業率は10/11年度にピークの8.5%にまで達する見込み。国内総生産(GDP)成長率見通しについては、今年度 は横ばい、来年度はマイナス0.5%に転じるものの、11/12年度には2.25%のプラス成長に転じ、12/13年度、13/14年度はいずれも 4.5%成長との見通しを示した。
同財務相は「向こう4年間で税収減が約2,100億ドルという見込みの中で、財政黒字回復に向けた厳しい選択を強いられた」と説明。減税の縮小や高所得者層の医療保険負担の引き上げなどの方針に対し、国民の理解を求めた。
予算の目玉は、道路や鉄道、港湾、クリーンエネルギーの開発、大学、病院等を対象に220億ドルを投じる国づくりインフラ投資計画。これによって年1万5,000人の雇用創出も見込まれ、同財務相は景気刺激対策の第3弾と位置づけた。
注目された老齢年金については、単身者に週32.49ドル、夫婦・パートナーには週10.14ドルを上限とする増額を実施。一方で長期的な歳出削減に向け、老齢年金受給開始年齢は2023年までに現行の65歳から67歳に引き上げられる。
また期限が迫っていた初めての住宅購入者を対象とした補助金給付プログラムについては、今年の終わりまで延長し(ただし10月1日より減額)、中小企業の支援策として、中小企業保有の当該資産に対する税控除を現存の30%から50%に引き上げることなどを盛り込んだ。

西豪州のインフラ事業に資金提供
この予算案で示された国づくりインフラ投資計画の一環として、西オーストラリア州にはジェラルトンの北20kmに位置するオーカジー港インフラ整備事業 (3億3,900万ドル)と、ノースブリッジ・リンク・プロジェクト(2億3,600万ドル)の2つの主要プロジェクトをはじめとするインフラ事業に資金 が提供される。長い間棚上げされていたノースブリッジ・リンク・プロジェクトは、フリーマントル線の線路の一部を地下化することによって分断されていたシ ティーとノースブリッジをつなぎ、再開発を行うことで街の活性化を図るというもの。連邦政府の資金提供により、ウェリントン・ストリートのバスターミナル の地下化も実現可能だという。着工は来年、2012年の完成を目指している。

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