去る４月８日、パース日本人学校の第32回入学式が執り行われ、新入生の保護者、在校生、関係者などが参列する中、小学部９人、中学部１人が迎え入れられた。　
新中学生の中村由香さんは小学部から入学、新小学１年生の９人のほとんどは一足先に新学期の始まった現地小学校からの転入という。
小学１年生の担任となった中村教頭は、「来賓祝辞の中にあった『校歌を大切にしてください』という話に応えるように、校歌斉唱では全く歌ったことのない子 供たちが、上級生や先生の口元を見ながら何とか歌おうとしている姿に、いじらしさとかわいらしさを感じた」と入学式を振り返る。
また「現地校にはない校歌を大事にして、期待に応えようとする子供たちの姿に大きな希望を持てた瞬間だった。少しでも予鈴に遅れると職員室まで私を迎えに来るぐらい」とも話す。
パース日本人学校の新年度は小学部32人、中学部２人の全校児童・生徒34人で始まり、学習指導要領改訂による新カリキュラムの導入や、７月に控えたシティビーチへの移転など、新鮮さの絶えない年度となるに違いない。