外務省は6月29日、外務大臣表彰受賞者を発表し、西オーストラリア州では2個人、2団体が選ばれた。
外務大臣表彰は、日本と諸外国との友好親善の増進に多大な貢献をし、顕著な功績のあった個人および団体をたたえるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を訴えることが目的となっており、
今回は日本国内外で個人187人、45団体、オーストラリアでは個人4人、3団体が受賞した。
<西オーストラリア州関連受賞者>
ジェッド・ボイラン氏
18年以上にわたり西オーストラリア州豪日協会の会長などを歴任し、日豪間の相互理解及び友好親善の促進に寄与。また、日本文化の紹介行事、日本語普及の実施を通じ、日本文化の周知にも大きく貢献している。
テリー・オトゥール氏
1993年のジェラルトン市と静岡県新居町(現:湖西市)との姉妹都市提携に重要な役割を担い、94年にはジェラルトン豪日協会の設立を主導し、20年以上にわたり同協会会長を務めた。同氏の長年にわたる尽力もあり、新居町との学生・市民交流の参加総数は300人を超え、草の根レベルでの交流に大きく貢献した。
バッセルトン・杉戸町姉妹都市協会
昨年、バッセルトン市と埼玉県杉戸町の姉妹都市交流が20周年を迎え、友好関係の深化に尽力。ホームステイによる学生交流や市民グループの相互訪問の参加者数は500人を越える。学生・市民・教員・職員らによる人的交流、文化・芸術交流など多様な活動は20年以上にわたり、世代を超えた両市町間の交流へと繋がっている。
サポートネット虹の会
長年にわたりパースの日本人社会を対象とした生活相談や育児支援、老人介護支援などのボランティア活動を実施。同会が主催するチャリティーバザーや音楽会、映画上映会などは地域の人々、コミュニティー団体とも協力し活発に実施されており、地元市民との相互理解及び友好親善の促進にも大きく寄与している。
資料提供:在パース日本国総領事館