寺澤芳男氏 「日本の将来」を熱く語る 

投稿日時 2009-10-25 | カテゴリ: ニュース

  パース日本商工会議所主催による「寺澤芳男氏講演会」が去る10月8日、パース市内にて開催された。
  講演では、寺澤氏が実業家および政治家として得た豊富な経験を基に、さまざまなエピソードを紹介しつつ、在豪邦人への提言、寺澤氏の考える日本のあるべき姿を約1時間にわたり熱く語った。
   また、海外で生活する者への提案として「好奇心と想像力を持っていなければ本当の年寄りになってしまう。学問でもビジネスでも、常にそう心掛けるべきだ。ここにいるからこそ見える日本の姿を見極め、英語のメディアに触れ、オーストラリア人と交流して下さい」と勧めた。
   さらに、西暦3000年には日本の人口が3分の1の4千万人に減少するという現状、それに伴う国としての存在感、日本語存続の危機に触れ「そういった意味で、海外で異なる価値観に身をもって触れてきた人たちが日本へ帰り、内側から変えていく大きな力になる」とも語った。
   最後に、ゲーテの言葉「金を失うことは小さく失うことである。名誉を失うことは大きく失うことである。勇気を失うことはすべてを失うことである」を引用し、海外で生活する日本人にエールを送り、講演を終えた。
   寺澤氏は、米国野村証券社長、同社会長、MIGA(多数国間投資保証機関)初代長官の後、羽田内閣では経済企画庁長官を務め、参議院外務委員長、東京スター銀行会長なども歴任。現在はパースに在住し、エッセイストとして執筆活動に励んでいる。
   今回の講演会は、パース日本商工会議所会員のほか、日本人会、虹の会、日本クラブおよび寺澤氏の母校である早稲田大学の同窓組織であるパース稲門会などから約60人が参集した。




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