モズマンパークで合気道と天眞正傳香取神道流(てんしんしょうでんかとりしんとうりゅう)を教える道場「啓心館(けいしんかん)」が今年で創立20周年を迎え、6月28日に記念の演武会を行った。
当日は日本から杉野至寛(すぎの・ゆきひろ)師範が来豪し、佐藤虎男在パース日本国総領事夫妻、ロン・ノリス モズマンパーク市長ら来賓の見守る中、メンバーによる香取神道流剣術、棒術、薙刀(なぎなた)術、杉野師範による居合術、同館のインストラクターであるロ イ・リー氏とジャネット・グリフィス氏による神道夢想流杖道(じょうどう)の演武も行われた。
天眞正傳香取神道流は、千葉県香取が発祥の地で600年の歴史を持つ日本最古の武術といわれる。剣術、薙刀術、棒術、居合術,柔術、手裏剣術などがあり、一撃必殺の真剣な型稽古(けいこ)では鍔(つば)のない木刀を使用する。
杉野至寛師範の父、故杉野義男師範は、柔道、合気道をそれぞれ創始者である嘉納治五郎、植芝盛平に学び、22歳の若さで初の支部開設を許されたという武芸百般の武人。後年は国際的に有名な黒澤明監督の「七人の侍」や「用心棒」で、三船敏郎氏らに殺陣指導をした。
至寛師範も合気会師範として合気道の指導にもあたり、香取神道流はヨーロッパ各国、カナダ、アメリカなど海外支部の指導に回っている。パースへは年に一度は来豪し、啓心館で指導を行っている。
啓心館は、1989年にケイティ・ノード、島田則子両氏が創設し、2004年にはロンドンからリー氏が合気道、神道夢想流杖道、居合道、剣道などのテクニカルアドバイザーとして加わった。同館では9月と10月に合気道の20周年記念イベントも予定している。詳細は以下で。
www.keishinkan.net