休暇旅行の予約は安全に―消費者保護機関が注意呼び掛け

投稿日時 2014-09-20 | カテゴリ: ニュース

オーストラリア各州の消費者保護機関は現在、休暇旅行の予約についての注意を促すキャンペーンを実施している。
  オーストラリア人は旅行好きで、家族や友人に会うため母国に帰省する人も多く、統計によると昨年度1年間で延べ900万人が海外旅行に出掛けたという。ビクトリア州消費者問題局(Consumer Affairs Victoria)のクレア・ヌーン所長は「旅行業界の競争激化とオンライン予約の増加により、旅行プランの立て方や料金の支払い方法が多様化している。時間をかけてじっくり計画する人もいれば手軽な方法を選ぶ人もいるが、いずれの場合も旅行の予約には注意が必要」と語る。
  全ての消費者はオーストラリア消費者法(Australian Consumer Law)で保護されており、休暇旅行についてはそれ以外にも、損をしないための簡単な予防策があるという。
  まず、申し込む旅行会社の評判や顧客サービスを確認することを勧めている。「レビューを見たり、家族や友人などの意見を聞き、旅行代理店を利用する場合は、そこが認可を受けた会社か否かを確認してほしい。予約の際は、店頭かオンラインかにかかわらず、返金とクレームに関するポリシーが明確に記載されていることを確認する必要がある」とヌーン所長。
  また、旅行費用の支払い方法の選択によっても自衛することができる。クレジットカードでの支払いは、割高になることがあっても、料金を払って予約したサービスが得られなかった場合、カードの発行銀行に払い戻し請求を行うことができるというメリットがある。マスターカードやVISAのデビットカードで「credit」を選択した場合は払い戻し請求ができるが、「cheque」か「savings」を選択した場合は請求できないので注意が必要。現金、小切手、銀行振り込み、自動引き落とし、BPAYによる支払いでは払い戻し請求ができない。
  また旅行に出掛ける際は、必ず総合旅行保険に加入し、保険の適用範囲をしっかり確認するよう呼び掛けている。
  安全な旅行の予約方法について、詳しくは以下を参照のこと。www.packsomepeaceofmind.gov.au





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