南あわじ市が人形浄瑠璃で文化交流

投稿日時 2008-09-02 | カテゴリ: ニュース

 7月31日から8月3日まで、兵庫県南あわじ市の文化交流派遣団がパースを訪れた。登里伸一(のぼりざと・しんいち)市議会議長が団長を務めた一行は、郷土芸能「人形浄瑠璃」を演ずる中学生16人を含む総勢30人。
1988年に西オーストラリア州から5頭のコアラが贈呈されてちょうど20周年を迎え、その記念と友好の絆(きずな)をさらに強固なものとすべく、今回の「人形浄瑠璃」による親善郷土文化交流となった。
日本の人形芝居のルーツとされる「淡路人形浄瑠璃」は、約500年の歴史があり、情緒あふれる語り、重厚な三味線、人間模様を生き生きと描く人形による舞台芸術で、重要無形民俗文化財に指定されている。
その伝統を継承する三原中学校と南淡(なんだん)中学校の生徒が、英語による解説を交えた浄瑠璃を総領事公邸での歓迎レセプションほか、パース日本人学校、アップルクロス高校、シェントンカレッジなどで上演した。
淡路島南部に位置する同市は、人口約5万5,000人の文化と歴史のまち。日本一甘いといわれるタマネギや手延べそうめん、牛乳や牛肉でもその名を全国に 知られている。20年前に贈呈されたコアラとその子供たちは、市内にある淡路ファームパーク「イングランドの丘」のメインキャラクターとして人気を集め、 親善大使の役を担っている。






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